よみあとろぐ

40代サラリーマン徒然日記、雑記。日々読了本、興味を持った本(主にミステリー、ビジネス書っぽいの)ほか個人的備忘録。ときどき愚痴。*本や映画のこと書きますが、ネタバレは基本ありません。たぶん。

湊かなえ「往復書簡」読。

親愛なる○○様


電子メールだけでなく、LINE@の普及により文字すら交わさず「スタンプ」だけで会話できるこの頃。
長文の手紙など、いつから書いたことないのかと考えます。

おそらく、小学生の時、仲良かったA君が引っ越し、暫くしてからの近況報告だったのでは、と思っております。
そのA君とはその後、定期的に手紙の遣り取りを続け、、、という筈もなく。
聞くところによると、東京で整骨院を経営しているとか。
元気ですか。。。

そんな「手紙」とは縁遠い小生でございますが、こんなんミステリー読みました。

往復書簡 (幻冬舎文庫)往復書簡 (幻冬舎文庫)
湊 かなえ

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「十年後の卒業文集」
「二十年後の宿題」
「十五年後の補習」
「一年後の連絡網」

以上、手紙の遣り取りだけで、話を完結するという不思議な構成の4編が収録。



全く知らなかったのですが「十五年後の補習」は去年(2016)ドラマ化されたとか。
http://www.tbs.co.jp/ofukushokan/

「手紙」と「思い出」はよく似合うと申しますが、
あの時言えなかったこと、気になったことが時間が経てば何とやら。

・学生時代の親友の結婚式を機に久々に会ったことで想起する「あのときの出来事」
・教師と生徒。当時伝えることができなかったこと。今は元気にしているだろうか。
・国際ボランティアを機に離れ離れになった恋人同士。ぽっかり記憶から抜け落ちていた「あの事件」が手紙のやりとりにつれ、思い出される。
・おまけ(些細なことも手紙となって手にすると活力源に。


自身の曖昧な記憶や思いこみが、「手紙の遣り取り」というコミュニケーションで真実が見えてくるという、
まぁまぁ嫌なミステリーという類です。

文章を綴るという行為は「人様に思いを伝えること」だけでなく、
「自分の記憶を掘り起こし、内面を見つめ直すこと」となるのでしょうか。

そして、自身こ洒落た鳩居堂の便箋や万年筆も机の引き出し奥に入っているものの、いつか使う機会がくるでしょうか?


将来、手紙として想いを伝えたい相手となるかもしれない「あなた」へ
手書きの「手紙」とか重い!重すぎる!!
・・・なんて思わないで下さいね。

匆匆頓首。



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