よみあとろぐ

40代サラリーマン徒然日記、雑記。日々読了本、興味を持った本(主にミステリー、ビジネス書っぽいの)ほか個人的備忘録。ときどき愚痴。*本や映画のこと書きますが、ネタバレは基本ありません。たぶん。

一色さゆり「神の値段」読。

価格・・・そのモノの価値を金額であらわしたもの
値段・・・モノを売買するためにつけられる金額

つまり「価格」と「値段」の違いは需要と供給に左右されるかどうか。
これが正解かどうかは分かりませんが、そんな居酒屋議論をしたことがあります。

英語で言えば、どちらもプライス(Price)。


そんなわけで、どんなわけで?
大変興味深い設定の1冊を読了。

神の値段 (宝島社文庫)神の値段 (宝島社文庫)
一色 さゆり

宝島社 2017-01-11
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第14回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作。
当時はあまり気にしなかったけど、文庫版を見つけたもんで。



謎多き現代アート作家、河原温(かわら・おん、1932~2014年)に着想を得て、
世間に一切姿を見せない謎の作家の作品を扱う女性画廊主の死から始まる美術ミステリー・・・

命が惜しければ、ルールを知らないといけない。
しかしルールを知ることとルールを守ることは別物です。
ルールを知ることで、ルールを支配することができる・・・


昔はアートを買うというのは、賽銭箱にお金を奉るようなもん・・・ささやかな願いを込める・・・
賽銭を上げる人たちが私利私欲のために、本気でご利益を得るつもりはなかった。
今ではそれが・・・

「アートは理解するものではなく、信じるものだと思います」

過日、とある画家さんの展示会&ギャラリートークイベントに行ったのですが、
「自分が食えない時代に信頼できるギャラリーオーナーと出会い、自分の才能を評価してくれ、住居や生活費を世話してもらいながら、絵を描き続けました。自分の描きたい作品もあれば、今自分に必要なのはこういう作品だと教えられながら、創作活動に励みます。一度、創作活動と全く関係ない場面で大怪我をしてしまい数日間絵が描けなかった時は、めっちゃ怒られました(笑」
~なんて話を聞いたことを思い出した次第です。


ミステリーファン大好物の「衝撃な事実!!」「驚きのトリック!!」「まさかのどんでん返し!!」的な要素は薄いのですが、自分の知らない世界(美術、芸術ビジネス)のことは大変興味深く拝読致しました。


そうそう、、、
最初の「価格」「値段」の会話続き。
「女子が○○なサービスしてくれるお店の場合は、価格?値段?」

答え:「料金」じゃね?
モノではないし、価値というのも何だか・・・
うん、日本語って難しい。


ではでは。




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  1. 2017/03/08(水) 00:36:28|
  2. あ行作家
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