FC2ブログ

よみあとろぐ

40代サラリーマン徒然日記、雑記。日々読了本、興味を持った本(主にミステリー、ビジネス書っぽいの)ほか個人的備忘録。ときどき愚痴。*本や映画のこと書きますが、ネタバレは基本ありません。たぶん。

村田紗耶香「コンビニ人間」読。

遠い遠い昔、学生時代、半年ほどコンビニでアルバイトをしたことがある。
楽なイメージで、深夜勤務は時給も高かったし、廃棄になるお弁当を貰えるから、、、という理由。

ただ、今のコンビニアルバイトは大変だ。
公共料金などの様々な支払い、チケット発券、ファストフード販売、宅急便の受付、多様なキャンペーン対応などなど、
「おでんの心配」だけしてればいい昔とは違う。
にも関わらず、近所のコンビニでは、若い学生も外国人留学生も年配の方も無事にアルバイトをこなしているところをみると、
その世界に従おうとする人間にとって「マニュアル化」とは、なんと「よくできたもの」なのか。


コンビニ人間コンビニ人間
村田 沙耶香

文藝春秋 2016-07-27
売り上げランキング : 6

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。



近年の芥川賞受賞作には珍しく?読みやすい。
選考委員の山田詠美が「候補作を読んで笑ったのは初めて」というのもなるほど。

社会に適合するとは何か?
自分の幸せとは何か?

仕事をマネジメントする側に立てば、誰がやってもうまく業務がまわり、安価で同じサービスが保たれ、少しずつ多様で良いサービスにすることこそ最高である。
最高の仕事を円滑に進めるためにマニュアルがあり、モチベーションを保たせるものが必要である。大半は「お金」なのだが。

世の中の仕事の○%は無くなる!とか、あらゆる仕事がロボットに奪われる!とか叫ばれる昨今。
マニュアル化しやすい仕事ほど消えていくのは間違いない。
その中で、社会不適合者と思われつつも、なんとか社会と繋がりたい、いや「社会に異物として扱われたくない」人間にできることは?そして彼ら彼女らに社会は何ができるのか?


人間の体は60%が水分である。
人間の体の水は2週間ほどで入れ替わる。

なのに「人間というもの」は月日が経っても、なかなか変わることはできないもの。

変わった方が幸せなのか変わらないことが幸せなのか、
答えを求める必要もないのだが。。。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2016/08/17(水) 00:04:21|
  2. ま行作家
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<「 #キングダム 展」レポ2016夏 | ホーム | くらべる東西雑談ネタ。東京大阪・関東関西。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://yomiato.blog40.fc2.com/tb.php/571-c2244d93
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)